大腸がんと高齢化

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大腸がんと高齢化

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大腸がん高齢化について、解説致します!

 大腸がんは発症年齢のピークが60代〜70代と比較的遅めであり、高齢になるほど発症リスクが高まります。

近年、急激に罹患者数が増加したのも、食生活の欧米化のほかに「高齢化社会」による影響も大きいと考えられています。

大腸がんは老化現象の1つ

 大腸がんの発症は60代がもっとも多く、次いで70代、50代と続きます。つまり高齢者の数が増えるにしたがって、大腸がんの罹患者数も増えることになるのです。

大腸に限らず、あらゆるがんは高齢化と密接な関わりがあります。

一般的に40代からリスクが高まり、50代、60代、70代と歳を重ねるにつれて急激にがんの罹患率や死亡率は上昇します。

これは、老化によってがん細胞の修復システムが衰えてくるためです。

私たちの体では、実は毎日がん細胞が生まれています。たとえば50歳の人では、1日5,000個ものがん細胞ができるといわれています。

しかし元々体に備わっている「DNA修復酵素」や「DNA修復遺伝子」などがエラーを修復してくれるため、何事もなく済んでいるのです(この遺伝子に生まれつき異常がある場合、遺伝性大腸がんになります)。

また修復がうまくいかなかった場合、細胞はこれ以上の増殖を防ぐために自ら死ぬようプログラムされています(アポトーシス)。

こうして体は守られているのですが、高齢になるとがん細胞の増殖が増える一方、修復遺伝子は傷つきやすくなり、ブレーキの効かない状態となっていきます。また免疫力も低下しますので、修復しても生き延びるがん細胞が増えてきます。

いわばがんは老化現象の1つともいえるもので、がんによる死亡者数が増えたのは高齢化社会の結果でもあるのです。

高齢者への治療

 大腸がんの患者さんの中には、70代、80代の高齢者も少なくありません。がんの治療法の中には、体に負担のかかるものもあることから、患者さんの全身状態や体力を考慮した上で、最適な方法を選ぶことになります。

つまり年齢が80歳であっても全体的に元気であれば、40〜50代の患者さんと同じ抗がん剤を用いることもありますし、状態があまり良くなければ抗がん剤は避けることもあります。また薬の飲み忘れがないよう、服薬管理も重要なポイントです。

QOL(生活の質)を重視しつつ、副作用と治療の有効性をつねに天秤にかけながら、高齢の体に無理をかけない治療が行われます。

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