大腸がんの注腸造影検査

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大腸がんの注腸造影検査

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大腸がん注腸造影検査について、解説致します!

 大腸がんを調べる検査の中でも、内視鏡と並んで広く行われているものが「注腸造影検査」です。

大腸に造影剤を注入してからレントゲンで調べ、画像からがんやポリープを確認します。

特に便潜血検査で陽性だった場合に行われることが多く、大腸がんの他にも潰瘍性大腸炎やクローン病の発見にも役立ちます。

大腸がんの注腸造影検査の概要

 注腸造影検査では、事前に大腸を空っぽにしておく必要があります。前処置にはいくつかの方法がありますが、下剤腸管洗浄剤などを服用しながら、検査当日には腸内に何もない状態にしておきます。

また鮮明な画像を撮影するため、腸の動きを抑えるよう「抗コリン薬」を注射します。ただし前立腺肥大症や緑内障を患っている人では、抗コリン薬で症状を悪化させる危険性がありますので、内視鏡検査のほうを勧められます。

検査では、まず肛門から細いチューブを挿入し、肛門の内側と外側でバルーンを膨らませて抜けないように固定します。その後、チューブから造影剤のバリウムを注入します。

腸壁全体に行き渡らせてから、そのままX線撮影するものと、バリウムの後に空気を注入して大腸を膨らませる「二重造影」の2つがあります。

前者では腸そのものの形を確認でき、後者ではより細部の診断が可能です。場合によっていずれか、もしくは両方の技術を用いて撮影します。

撮影はおよそ15〜20分で終了し、検査後は下剤を使ってバリウムや空気を排出します。

大腸がんの注腸造影検査の結果について

 バリウムはX線を通さない性質があり、大腸は全体的に白っぽく写ります。大腸がんやポリープはバリウムをはじくため、もしあれば黒っぽい影のように映し出されます。

また大腸がんが進行すると、腫瘍で腸の内腔が狭くなりますので、リンゴの芯のような形状(アップル・コアサイン)となり、それが診断の目安になります。

ただしこの検査は、大量のバリウムを使うため、高齢者や体の弱っている人には実施できない場合があります。

また被ばくの問題もあります。精度の点でも内視鏡検査のほうが優位ですので、内視鏡が優先的に行われることが一般的です。

しかし現在でも内視鏡と並び、重要な大腸がんの検査の1つとして実施されています。

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